世界最大級の振り子時計
北側玄関から入りますと、南正面右側に妙なものがゆっくり動いています。
これは本物の時計です!
このNSビルの振り子時計は「世界最大級の振り子時計」として、ギネスブックにも掲載されたことがあります。
創作者は富谷先生、製作は「セイコー」。高さ29.1m、振り子の長さ22.5m、文字盤の直径7.2m で、振り子はゆっくりと30秒で一往復しています。
この振り子時計は何の力で動いていると思いますか?
信じられないでしょうが、時計の下にある小さな水車の力で動いているのです。
本当は、あの大振子自身の慣性の力で動いているのですが、振子の力も長い間には空気の抵抗等で弱くなってしまうので、水車の力で補っているのです。だから、あのような小さな水車であの大時計を動かすことが出来るのです。
文字盤は、普通の時計のように12時間表示ではなく、単針で24時間表示になっていますが、これに昔の時間である「十二支」がついています。ひと目盛が2時間。すなわち昔の「いっとき」(一刻)です。
例えば「うしみつどき」の「丑(うし)」、「午前・午後」の「午(うま)」があるか、よくご覧ください。